キャッシュレス決済の導入で本当に売上は伸びるのか?
消費税増税に伴い政府主導でキャッシュレス・ポイント還元事業が実施されたことで、ますますキャッシュレス化に注目が集まっています。
また、ポイント還元制度の活用が想定を超えて推移していて、政府は約1500億円の
追加歳出を予算案に盛り込むことを発表しました。
こうした背景からもキャッシュレス利用率が上がっていることが伺えます。
しかし、キャッシュレス化が普及しているものの、キャッシュレス決済導入に躊躇している事業者の方も少なくないのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では売上は伸びるのか、事業者の方が持つキャッシュレス決済導入への不安について説明します!
目次
キャッシュレス決済導入で本当に売上は伸びるのか?
結論から申し上げると売上は伸びます!理由は主に2つあります。
新規顧客を獲得することができる
キャッシュレス決済非対応の場合、お客様の決済方法は現金のみであるため、限られたお客様にしか対応することができません。
実際、キャッシュレス決済を希望するお客様が増えている中で、キャッシュレス決済非対応の場合、潜在顧客を逃したという辛酸をなめる経験をされた方もいるのではないでしょうか?
しかし、キャッシュレス決済を導入することで現金以外の決済方法にも対応することができるため、今まで取り込めていなかった層も取り込むことができるようになります。
具体的な層としては訪日外国人が挙げられます。
海外では日本よりキャッシュレス化が進んでいる傾向にあり、特に韓国や中国は同じアジア圏でありながら世界トップクラスのキャッシュレス比率を誇っています。
そのため、中国などで絶大な人気を誇るAliPay(アリペイ)などのキャッシュレスサービスを導入することで訪日外国人へのアピールに繋がります。インバウンド需要の恩恵を受けるにはキャッシュレス決済導入は必須であると言えるでしょう。
顧客単価が上がる
お客様が現金決済ではなく、キャッシュレス決済を行うことで「ついで買い」をしてもらえる可能性が高まります。
イメージしやすいように具体例を述べると、キャッシュレス決済非対応のスーパーで会計レジに並んでいるとき気になる新商品が販売されているとします。財布にそれを購入できる余力がない場合、諦めることがほとんどだと思いますが、スーパーのレジがキャッシュレス決済対応していたらクレジットカード等でついで買いする方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このように、キャッシュレス決済非対応では店舗側は機会損失をしてしまう可能性がありますが、キャッシュレス決済に対応することでそうした損失を防ぐことができます。
また、キャッシュレス決済を導入することで売上が伸びること以外にも、スピーディーな決済が可能になることや会計時、おつりを渡す手間が省けるなどスタッフへの負担軽減などのメリットがあります
キャッシュレス決済に対する不安
「キャッシュレス決済によって売上は上がるのは理解できたが導入費用やランニングコストも考慮すると営業利益は今までとあまり変わらないのではないか?」等のキャッシュレス決済導入に不安を持つ方も少なくないと思うので、キャッシュレス決済に対する不安について解説していきたいと思います。
「キャッシュレス決済を導入するのに多大なコストがかかりそう」
確かにキャッシュレス決済端末を導入するとなると初期費用がかかり、様々なキャッシュレス決済会社毎に契約を結ぶとなると時間と労力がかかりそうですよね。しかし、低コストで導入できるキャッシュレス決済サービスがあります。例えば、iPadまたはiPhoneとカードリーダーさえあれば導入費用や月額固定費0円でキャッシュレス決済可能になる「Airペイ」というサービスがあります。また、「Airペイ」と契約を結ぶことで26種類の決済サービスに対応できるため、決済会社毎に契約を結ぶ必要がありません。
「Airペイ」について詳細を知りたい方は「Airペイ」に関するこちらの記事をご覧ください。
「決済手数料が高いのではないか?」
キャッシュレス決済を導入するのに最も躊躇している理由と言っても過言ではないでしょう。ズバリ決済手数料を一番安く済ませるためにはスマホ決済を導入することがオススメです。大多数のスマホ決済会社は決済手数料を4%以下に設定しています。
さらに、消費者還元事業に登録すると決済手数料が2.16%になります(2019年10月1日~2020年6月末まで)。
詳細はキャッシュレス・ポイント還元事業公式サイトをご覧ください。
「入金サイクルが遅いのではないか?」
確かに決済方法が現金であれば、すぐに現金が入ってきますが、キャッシュレス決済だと即入金されることはなく、「月末締め、翌月末支払い」という決済会社もあります。しかし、決済会社によっては月6回入金を行うところや条件を満たせば翌日払いも可能なところもあるので、入金サイクルの遅さを懸念されている方も安心してキャッシュレス決済を導入できると思います。
キャッシュレス決済を導入してより良いお店作りを
これまではキャッシュレス非対応でも問題なく運営できていたという方もキャッシュレスに対応するべきだと考えます。なぜなら今後日本でキャッシュレス化は浸透していくことが予想されるからです。実際、経済産業省が掲げるキャッシュレス・ビジョンでは2025年までに国内のキャッシュレス比率を40%にすることを目標としていて、それを達成するための施策を講じています。潜在顧客を取り込むことで販売機会をより獲得し、売上を伸ばすためにキャッシュレス決済導入を検討されてはいかかでしょうか。
以上、キャッシュレス決済の導入で本当に売上は伸びるのか?についてでした。
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