au Payのメリット・デメリットを徹底解説!!
みなさんはスマホ決済サービスを上手に活用できていますか?
2018年4月に経済産業省が提案したキャッシュレス・ビジョンによってキャッシュレス化の推進に政府も力を入れ始めました。 そんなキャッシュレス化が波に乗っている現在、大手通信会社であるau(KDDI)が「au Pay」を実装し、スマホ決済サービス業界に参戦しました。auユーザーにとっては待望のスマホ決済サービスだと言えるのではないでしょうか?
その特徴について店舗側にとってのメリット・デメリットを含めて詳しく解説します!
目次
au Payとは?
au Payとは3大キャリアのうちの1つであるau(KDDIグループ)が提供しているスマホ決済サービスのことで2019年4月にau WALLETアプリが一新してその名前を変えたものです。 au WALLET残高にお金をチャージしておくことで買い物をした時にそこから引き落とされる仕組みになっています。 au PayはPayPayなどと同様にQRコード決済とバーコードリーダー決済を採用しています。これらの決済方法はQRコードを読み取る、またはバーコードリーダーを読み取ってもらうことで決済が完了するので、難しい操作が必要なく誰でも簡単に素早く支払いを済ませることができます。
利用するにあたって必要なことは?
au Payを利用するに当たって必要なものは、auユーザーとその他で少し異なります。
- auユーザーの場合はアプリをダウンロードしau IDでログインし規約に同意するだけで利用開始することができます。
- その他のユーザーの場合もまずアプリをダウンロードし、au IDを新規作成し、そのau IDを使ってログインして規約に同意すればすぐに利用開始することができます。
au Payを使うメリット
個人と企業に分けてそれぞれのau Pay利用のメリットを解説したいと思います。
楽天ペイとの提携による利用可能場所の拡大
引用元:Rakuten公式サイト
2019年6月26日から対象の「楽天ペイ(アプリ決済)」加盟店において、共通QRで「楽天ペイ(アプリ決済)」、「au PAY」の両方が利用できるようになりました。「楽天ペイ(アプリ決済)」加盟店は、事前に特別な操作などが必要なく、簡単に「au PAY」を導入することが可能です。
auスマートパスプレミアム会員ならよりお得なポイント還元率
au PAYで支払う200円(税込)毎にau WALLET ポイントが1P貯まります。(=0.5%)
一方、au スマートパスプレミアム会員の方は200円(税込)毎にau WALLET ポイントが3P貯まり(=1.5%)、通常より3倍も多くなっています。
auスマートパスプレミアム会員限定の毎月、お得なポイント還元特典
auスマートパスプレミアム会員なら毎月、3日、13日、23日の三太郎の日はポイント還元特典があります。
ちなみに2020年2月の特典はau Wowma!で買い物すると最大で20%ポイント還元(※ポイント還元上限:au WALLETポイント2,000P/回)と、かなりお得であることがわかります。 https://www.au.com/3day/
誰でも!毎週10億円もらえるキャンペーン
引用元:au公式サイト
決済額200円(税込)毎に、通常1ポイントのところ40ポイントを還元し、期間内でポイント還元総額が10億円に達した時点で終了というキャンペーンを実施。期間は2月10日~3月29日までを1週間ごとの3ステージに分けて行います。
キャッシュレス・消費者還元事業の登録
キャッシュレス・消費者還元事業とは、消費税率の引き上げに伴い、キャッシュレスによる生産性の向上や消費者の利便性の向上を目指して、2019年10月1日から2020年6月30日までの9ヶ月間限定で、企業によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援する事業です。 この事業にau(KDDI)はキャッシュレス事業者として登録しました。これによって近くの対象店舗(ポスター、ステッカー等の掲示があるお店)でau WALLET プリペイドカードや au PAY、au WALLET クレジットカードで代金を払うと、通常のポイントに加えて、さらに最大5% ポイント還元を受けることができるようになりました。
店舗導入の際の初期費用(一部例外あり)、入金手数料、決済手数料全て無料!
QRコードを店頭に置く、もしくはスマホ・タブレットに専用のアプリをインストールすることで利用開始することができます。
初期費用 | 入金手数料 | 決済手数料 |
---|---|---|
0円 | 0円 | 0円 |
(決済手数料0円は2021年7月31日まで。通常時の決済手数料は3.45%)
au Payの現時点でのユーザー数と今後の展望
KDDIは2019年10月現在の時点でau Payの登録者数が600万人を超えたことを発表しました。au Payはau WALLETの残高と同期しているためau WALLETユーザー2000万人(2019年3月現在)が流入すればかなり多くユーザー数を獲得することができます。
競合はdocomoのd払いやソフトバンクのPayPay
ライバル社としては同じく3大キャリアの1つであるdocomoのd払い、ソフトバンクのPayPayをあげることができます。
この図を見てわかるように、スマホ決済サービス全体で見るとau Payはまだまだ少なく、特にd払いとは約2倍差、PayPayとは約4倍の差がついてしまっています。
引用元:流通ニュース [スマホ決済利用率/2位「PayPay」、3位「楽天ペイ」]
またそれぞれのサービス開始時期をみてもau Payはダントツで遅いことがわかります。
スマホ決済名 | サービス開始日 |
---|---|
au Pay | 2019年4月9日 |
PayPay | 2018年10月5日 |
d払い | 2018年4月25日 |
まとめ
以上、au Payのメリット・デメリットを徹底解説!!でした。
au Payには様々なメリットがあるものの、その多くはauスマートパスプレミアム会員限定であるため、一般ユーザーだとあまりお得に感じないかもしれません。au WALLETと同期できるため、もともとau WALLETプリペイドカードを利用していた人にとっては使い勝手が良いと思います。
楽天Payとの提携やauユーザー以外も利用できるようにしたことで、さらなる利用者数の増加が見込めます。初期費用、入金手数料、決済手数料が掛からない今は店舗にau Payを導入する絶好のチャンスかもしれません。
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