d払いってお得なの！？d払いについて徹底解説します！

2020年02月26日（水）

d払いってお得なの！？d払いについて徹底解説します！

3大キャリアと呼ばれるうち、スマホ決済に関してはソフトバンクのPayPayが頭一つ抜けて、その他のau Pay、d払いが追随するかたちでPayPayの影に潜みがちですが、その特長、メリット・デメリットを理解した上で本当に自分に合うスマホ決済を選べていますか？

本記事は、d払いの利用を考えているという方は必見であることはもちろんのこと、まだ迷っているという方にも、選択肢の1つとしてd払いを提示し、あなたの見識を広げます。

d払いって何！？

d払いは2018年4月にドコモが提供を開始したスマホ決済サービスです。特長としては、たまったdポイントは1ポイント1円で買い物に使うことができ、ドコモユーザーでなくても利用することができます。

またd払いの最大の特徴としては、dポイントを携帯料金と合算して支払うことができるということです。d払いはPayPayに競い合うようにしてユーザー獲得のために様々なキャンペーンを行っており、全国のコンビニエンスストアを例として、加盟店も増えています。

d払いとドコモ払いの違いとは！？

d払いとドコモ払いの大きな違いは以下の4つです。

	d払い	ドコモ払い
dポイントを貯める・使える	◯	☓
利用可能ユーザー	ドコモユーザー以外も可	ドコモユーザーのみ
利用できる場所	実店舗・ネット	ネット
支払い方法	電話料金合算払いクレジットカード払い	電話料金合算払い

特に利用できる場所はドコモ払いはネットでの決済のみに対し、d払いは街の店舗、ネットどちらの決済にも使うことができます。

『d払い』6つのメリット（店舗側も含む）

1. 4つから選べる支払い方法

ⅰ電話料金と合算できる

ドコモの回線と契約している人なら誰でも月の携帯料金と合算して支払うことができます。これは月の携帯料金の支払いとスマホ決済の支払いの2つをまとめて払うことができるということです。

ⅱドコモ口座払い

ドコモ口座とはネット上でショッピングや送金ができる、いわば仮想の財布のようなものです。ドコモユーザーであれば、誰でもスマホから簡単にドコモ口座を開設することが可能です。このドコモ口座を使って支払うこともできます。

ⅲクレジットカード払い（dカードを含む）

クレジットカード払いはドコモユーザーじゃなくてもd払いを使うことができる支払い方法です。その際、条件をクリアすればdカードを使用することもできます。

ⅳdポイント払い

貯めたdポイントを1ポイント1円で使うことができます。またdポイントはネットショッピングで100円に付き1ポイント、街のお店で200円に付き1ポイント貯まります。

2. 利用限度額を決められるからこどもでも安心

親としては子供に際限なく決済サービスを使わせるのは不安という方にとって、このd払いはその不安を解消してくれます。というのもd払いは未成年者の月の決済限度額は1万円と決まっていて、その限度額を超えて使うことはできないからです。

またスマホ決済サービスを使うと手軽すぎてお金を使いすぎちゃうという人も月の限度額を自分で設定することができます。これによって自分が月にいくら使ったのかを簡単に把握することができます。

	契約期間	利用限度額
19歳未満	–	10,000円/月
20歳以上	1～3ヶ月目	10,000円/月
	4～24ヶ月目	～30,000円/月
	25ヶ月目以降	50,000円/月、80,000円/月、 100,000円/月

3. クレジットカードを使うことでポイントの二重取りも可能

dカードを支払いに選択することでd払いにおけるポイントの獲得とdカードにおけるポイントの獲得と、両方からポイントを獲得することができます。

4. 多数のサイトが導入している

2019年9月時点でd払い、ドコモ払い合わせて4万サイトが導入しています。ユーザーとしても使えるサイトが増えることは決済の利便性に繋がりますし、導入サイトとしても、ドコモユーザーの流入を狙えるのでどちらにとってもメリットがあります。

→店舗導入のメリット

5. 初期費用、月額費用が掛からない

決済手数料は3.24％かかるものの、導入に際して初期費用、月額費用はかかりません。

初期費用	月額費用	決済手数料
０円	０円	3.24％

6. 新規顧客となりうる多数のユーザー

dポイントクラブの会員数は2019年9月現在で7100万人をこえ、月間1500万人の利用者数を誇るドコモのキャリア決済とも連携しているので、そこからの流入も大いに考えられます。
また、加盟店への送客を増やすために共通のキャンペーンやドコモメディアから加盟店の新規顧客獲得を促進しています。

7. d払い決済金額の10％を付与

2019年10月～2020年6月までの間、月々のd払い決済金額の10%分を加盟店に進呈するドコモキャッシュレス推進ボーナス！を行っています。（1店舗に付き5000円/月）これによって決済手数料以上の金額が帰ってくることもあり、加盟店にとってはとてもお得になっています。

引用元：d払い公式サイト

『d払い』2つデメリット

ドコモユーザー以外の18歳未満は利用不可

ドコモユーザーであれば、18歳未満であっても携帯料金との合算支払いで利用できるのですが、ドコモユーザー以外の場合本来クレジットカードで支払わなければらず、よってクレジットカードを発行できない18歳未満は利用することができないのです。

決済手数料はかかる

d払いを導入するにはマルチ決済端末を導入する必要があり、他のスマホ決済サービスが無料で押し出す中、決済手数料がどんなに少額であっても3.24％かかってしまうということが店舗にとっては大きく感じられるかもしれません。

d払いの導入事例としてUNITED ARROWS LTD. ONLINE STOREを紹介します。

UNITED ARROWS LTD. ONLINE STOREは、ストアブランドのオリジナル商品や国内外ブランドの商品を豊富に取り揃えた直営オンラインストアです。

引用元：d払い公式サイト

決済方法の拡充による利便性向上を目的にサイトリニューアル時に導入して以来d払いの利用は順調に伸びており、当初の目的達成を果たすとともに、ドコモによるポイントキャンペーンの実施や宣伝効果によるd払いの認知の高まりを感じているそうです。
またドコモの媒体を通じて、これまで当社がアプローチできていなかった新たな層へ、会社の情報を展開することができ、想定以上に新規ユーザによる訪問や売上が増加したとのことです。

加盟店になるのに必要なものは？

導入する際に注意しなければならないことは、Air Payなどの他のマルチ決済端末を導入しなければならないということです。これはd払いを導入しようとして他のスマホ決済サービスも利用できてしまうとプラスでとらえることもできます。
ここでは、d払いを導入する時は直接ドコモに申し込むのではなく、連携している導入パートナーに申し込むということです。