店舗(中小企業)がキャッシュレス決済を導入する4つのメリット
キャッシュレス決済は
- 「現金を持ち歩かなくても良い」
- 「決済が簡単にできる」
- 「待ち時間が短縮できる」
というように、ユーザーにとってメリットが数多くありますが、キャッシュレス決済を導入することで、店舗や企業側にも数多くのメリットがあります。
それも、経営状況を左右するほどの大きな効果が期待できるのです。
目次
キャッシュレス決済の4つのメリット
それでは、さっそくキャッシュレス決済を導入することで店舗や企業が得られるメリットを4つ見ていきましょう。
決済業務の効率化し、スタッフの負担を軽減
現金による決済業務ではさまざまな作業が発生します。
お客からお金を受け取って、確認して、お釣りを計算し、さらにお釣りを確認して手渡すという工程が必要です。
クレジットカードや電子マネーを使ったキャッシュレス決済であれば、現金の代わりにカードを受け取って読み込ませれば良いので、お金の勘定ややり取りを省略することが可能です。
更に、QRコードを読み込ませる方式のキャッシュレス決済であれば、お客にスマホでQRコードを読み取らせるだけなので、さらに作業を省略することができます。
今までスタッフが行なっていたカードのスキャンや照会といった作業をお客が自分でできるようになるのです。
スタッフの業務負担を軽減することができ、決済業務以外の業務に就かせて店舗や企業の生産性向上につなげることができます。
また、昨今人手不足が深刻な問題となっていますが、キャッシュレス決済を導入して決済作業の手間を軽減すれば、限られた人員でも職場を回すことが可能となります。
さらに、決済業務にはPOSやカードリーダー、通信端末など、さまざまな設備を導入しなければいけませんが、コード読み込み式であれば大掛かりな設備も不要。
サービスによっては手持ちのスマホやタブレット端末、パソコンで対応することも可能です。
バックエンド業務の効率化し省人化できる
現金決済を行なっていると、バックエンドでもさまざまな業務が発生します。
紙幣や硬貨を分類したり、売上と現金を照らし合わせたりという作業を行わなければいけません。
さらに、売上金の集荷や預金、釣り銭の準備といった作業も発生します。
特に紙幣や硬貨の分類、集計作業や釣り銭の準備などはかなり手間がかかる作業で、頭を悩ませている経営者やスタッフの方もいらっしゃるかと思います。
キャッシュレス決済を導入すれば、現金を動かす必要がなくなり、売上データはアプリ上で管理するので、現金決済によって生じていたバックエンド作業も省略することが可能です。
前述のとおり、省人化・省力化が実現でき、業務効率の改善や人手不足の補完が可能となります。
より重要な業務に時間を割く事ができる
以上のようにキャッシュレス決済で店舗や企業で省力化・省人化が実現できると、とりわけ以下のようなメリットがあり、お店や会社の業績をよりアップさせることにつながります。
経営戦略や商品開発
世の中の動きは高付加価値をもっていた商品が一般化する「コモディティ化」が進んでいます。
付加価値が高い商品を提供するのは当たり前になってきて、価格競争へと移行します。
特に小売店や外食業界はそれが顕著と言えるでしょう。
そのような状況下では、より経営戦略や商品開発が重要となってきます。
利益をあげるためには、より付加価値が高い商品を開発するか、業務効率を改善する必要があるからです。
決済業務やそれに伴うバックエンド業務は付加価値を産みにくい作業と言えます。
キャッシュレス決済を導入することで、付加価値が低い作業を極力減らし、付加価値を産み出す業務にスタッフを従事させることが可能です。
また、経営戦略の立案や商品開発に人員を割くことで利益アップにつながります。
店舗メンテナンス
集客をするためには店舗メンテナンスも重要です。
レイアウトやデザインはもちろん、設備の保守や清掃も欠かせません。
しかし、スタッフが決済業務で手一杯になってしまうと、なかなか店舗のメンテナンスにまで手が回らないものです。
キャッシュレス決済でスタッフに余力が生じればレイアウト変更や清掃、設備のチェックなど、店舗のメンテナンスにも従事させることが可能となります。
美しいデザイン、商品レイアウト、快適な店内環境を維持することで、集客アップも期待できます。
現金化までの時間が短縮し、資金繰りが安定する
以上のようなメリットは従来のクレジットカード決済でも恩恵にあずかることができるのですが、クレジットカード決済は入金までに時間がかかるという弱点があります。
クレジットカード会社によって入金日が決められているので、消費者が支払ってからお店や企業に代金が入金されるまでタイムラグが発生してしまいます。
しかし、店舗や企業は家賃や光熱費、仕入れ代金、スタッフの給料などを支払わなければいけません。
入金が遅くなると手持ちの現金も少なくなってしまい、経費が支払えずに資金繰りがショートする可能性もあります。
近年普及しているコード読み取り型のキャッシュレス決済であれば、決済事業者によりけりですが最短で翌日の入金も可能なので、現金がすぐに手に入って資金繰りが安定するというメリットがあります。
現金が手元にあれば、急な仕入れや設備修繕、スタッフの増員にも対応できるので、店舗や企業運営でイレギュラーな事態が発生しても対応しやすくなります。
こうしたメリットがあるのは、コード読み取り型決済ならではです。
お店や会社の売上が伸び悩んでいる、人手不足感が深刻だというお悩みは現金決済が原因かもしれません。
ぜひ、キャッシュレス決済の導入を検討してみる価値はありそうです。
まとめ
- 1キャッシュレス決済によって決済業務やバックエンド業務を省力化・省人化できる
- 2経営戦略の立案や商品開発、店舗維持、新人教育、接客スキルの向上など、さまざまな業務に人員を割くことができる
- 3高付加価値な商品や快適な環境の提供ができ、接客スキルが向上すれば店舗や企業の成長にもつながる
- 4コード読み取り型決済であれば入金までのタイムラグが少ない
- 5早期に現金が手に入ることで、経営が安定する
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